フェアトレードについて
フェアトレードで守る 地球に迫る危機、アマゾンの自然破壊
私たちが生きるために欠かせない「酸素」。人間をはじめ動物たちが排出する二酸化炭素を吸い上げ、 酸素を生み出す植物。 ヒトと植物は生きるためにバランスを欠くことができません。
南米のアマゾン川流域に大きく広がるアマゾン熱帯雨林は、 550万平方kmに及ぶ、地球上で最も広大な森林地帯です。
その「地球の肺」とも呼ばれる広大な酸素製造地のアマゾン熱帯雨林が、人間の乱開発によって1970年以降、約20%も森林を減少させてしまっているのです。その消失の規模は、毎年平均で東京都の12倍にあたる2万6000平方kmという恐ろしいスピードです。
※ブラジル政府の統計より
森林伐採によって、大きく減少しているアマゾン熱帯雨林
長く森林と長大なアマゾン川に守られてきたアマゾン一帯は、豊富な鉱物資源が埋蔵されています。
未開拓であるこの地に、先進国の大手開発企業が手を伸ばし、ダイヤモンドやエメラルドなどの宝石や鉄鉱石、マンガン、ボーキサイトといった鉱物資源を採掘しています。
一方、減少した森林の約70%は牧草地に転換されているといい、その原因は、アマゾンに住むインディオの脆弱な生活基盤が影響しています。 アマゾン原住民にも現代的な生活様式が訪れ、自給自足だけではなく経済的な自立も求められるようになりました。 しかしながら、現金収入を得る経済基盤を持たないインディオたちは、自分たちの森の木々を伐採し、木材として売り、伐採した土地を牧草地として牛の飼育や、大豆の生産に転じています。
本来、森での生活を大切にし、森と共に生きてきたインディオは、森の恵みを活かして経済基盤を築くべきところですが、その手段を生み出せないまま、森林の伐採に踏み切ってしまっているのが実情です。

フェアトレードでインディオの新たな収入源を
こうしたアマゾン熱帯雨林の森林伐採と乱開発を食い止め、未来の地球のために環境保全に取り組むと同時に、アマゾン原住民のインディオの生活支援に取り組んでいるのがSmile Earthを運営している株式会社MOVEです。
株式会社MOVEは、世界的なNGO(非政府組織)であるNGOグリーンハートと協力して、アマゾンの熱帯雨林と、そこで暮らす人々の伝統的な生活や文化を守るために、国境を超えて活動しています。
株式会社MOVEは、原住民が採取するコパイバなどの有用植物資源を先進国に輸出するフェアトレードを推進しています。
森の恵みを活かした、先進国に平等な売価(フェアトレード)で商品を販売していくことにより、アマゾンの原住民インディオに、新たな収入源を創り出します。森林伐採や牧畜業とは異なる、森と共存を続けられる経済基盤の構築に株式会社MOVEは貢献しています。
